アジア最大級ファンドが描く日本の成長戦略 地域と世界をつなぐ投資
運用資産約550億ドルを誇るアジア最大級の独立系資産運用会社PAG。プライベート・エクイティ日本代表の伊藤宏一氏に、成長を目指す企業への投資哲学、2022年に投資したハウステンボスの成長戦略、そして日本市場の未来像を聞いた。地域経済との共生を掲げる同社の構想に迫る。
PAGは、アジア太平洋地域に特化した地域最大級の総合オルタナティブ運用会社だ。日本では主にプライベート・エクイティ、不動産、再生可能エネルギー、データセンターなどの分野で活発な投資活動に従事。2022年8月には、日本最大級のテーマパークであるハウステンボスの全株式を約1000億円で取得する契約を結び、注目を集めた。伊藤宏一氏は2021年1月にPAG入社、現在プライベート・エクイティ日本代表を務めている。
ローカル人材が支える
アジア投資のパートナー
田中 本日はありがとうございます。PAGはアジア最大級のファンドとして著名ですが、まずは会社の成り立ちや理念についてお聞かせください。
伊藤 PAGは現CEOのクリス・グラデルが共同設立したパシフィック・アライアンス・グループ(現在のPAGのクレジット&マーケッツ部門)から発展した会社です。彼のローン債券投資ビジネスを起点に、金融危機時には不動産事業を取り込み、その後プライベート・エクイティ事業の立ち上げ、さらにPolymer Capitalを通じた上場株投資と、事業を拡大してきました。
現在の運用資産は550億ドル、円換算で約8.8兆円の規模です。経営理念としては、規模の追求ではなく、投資家への安定的で高いリターンの提供を最も大切にしています。
伊藤 宏一(PAG プライベート・エクイティ日本代表)
田中 外資系投資会社の中でも、非常に現地に根差した姿勢を感じます。グローバルな資本力とローカルの融合に、戦略的な背景はあるのでしょうか。
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