リバース・イノベーションによる地域の経済・産業振興への挑戦 課題先進地から生まれる革新

少子高齢化・人口減少・財政難など、様々な課題が山積する日本は課題先進国と言える。中でも日本の地方・地域は多くの解決すべき問題を抱える、世界最先端の「課題先進地域」だ。それゆえに、ここから世界の最先端の課題を解決するイノベーションが生まれる可能性を示す。

地方から都市部への人口流出による人口減少は止まらないのか。多くの自治体にとっての悩みの種であろう。仕事がないからか。地方では求人はあるにも関わらず、人材不足に喘いでいる。不便だからか。交通や生活では明らかに不便な徳島県神山町や島根県海士町ではUIターンが増えている。地方から都市部への人口流出は単純な理由ではない。本連載では地方から都市部へ人口が移動する理由について、モデル化を試み、人口減少社会における産業振興と地方創生のあり方を提言したい。キーワードである「リバース・イノベーション」の事例として、スペイン サン=セバスティアンでの挑戦を取り上げる。

スペインのサン=セバスティアンは食文化や映画祭などで有名な観光地だ

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