東急「nexus構想」 新たな郊外まちづくり構想を立案
多くの鉄道会社がコロナによる打撃を受ける中、東急は「nexus(ネクサス)構想」のもと、生活者起点での新たな郊外まちづくりに挑戦している。この構想を企画・主導した三渕卓氏(事業構想大学院大学2015年度修了)に、構想が生まれた背景やこれからのまちづくりを聞いた。
「日本一」を目指し
まちづくりのリブランディングへ
東急は今年1月、「nexus(ネクサス)構想」に基づくまちづくりの実証実験を行なうことを発表した。nexus構想とは、多摩田園都市エリアにおける生活者起点での新たな郊外まちづくりとして、緑豊かな自然や農といった「田園」と、住む・学ぶ・働く・遊ぶといった職住近接の「都市」が融合した「歩きたくなるまち(Walkable Neighborhood)」を目指すものだ。nexus構想の発案者は、東急で働きながら2015年度に事業構想大学院大学を修了した三渕卓氏。渋谷駅や横浜駅の駅大規模改良工事に11年間従事したのち、不動産開発に携わった経験からまちづくりに仕事の面白さを感じていたという。
東急は2022年に迎える創立100周年に先立ち、2012年の中期経営計画において「3つの日本一」という長期ビジョンを掲げた。「日本一住みたい沿線 東急沿線」、「日本一訪れたい街渋谷」、「日本一働きたい街 二子玉川」のことだが、「日本一のまちづくりとは何なのか。その答えを探すために異質の人と出会い、切磋琢磨したい」と考え、入学を決意した。
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