開業3年で200万人集客の道の駅をハブに、地域が潤う仕組みを構築

宮崎県最南端に位置する串間市。全国でも珍しい中心市街地に設置された「道の駅くしま」は、指定管理者の堀口一樹氏が持つ小売業のノウハウをもとに、開業3年で200万人を集客している。「何もないまちだからこそ、工夫次第で面白いことができる」と説く堀口氏に今後の構想を聞いた。

堀口 一樹 (海山社中 代表取締役社長)

道の駅の運営予定者を目指し
経営者仲間と新会社を設立

1993年に全国103カ所でスタートした道の駅。現在は1213駅(2024年2月時点)と10倍以上に増加中だ。地域ごとに特色を持つことから、今や地域の観光スポットとして不動の地位を確立している。ユニークな取り組みで地方創生の核となる駅もある一方で、全体の3割が赤字経営とも言われる。

「道の駅くしま」の外観

そうした中、小売業で培ったノウハウを活かし、開業から3年で来場者200万人の集客に成功した道の駅がある。宮崎県串間駅から徒歩1分の「道の駅くしま」だ。管理運営を担うのは、株式会社海山社中。代表の堀口一樹氏は、家業である地元スーパー「四季彩館ほりぐち」で副社長を担う傍ら、道の駅の指定管理者として名乗りを上げるため、青年会議所の先輩(現:副社長)と新たに会社を設立したという。

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