クラシエ シナジーを発揮、世界を夢中にする100年企業を目指す

2023年10月1日、3つの事業会社を統合し、新たなスタートを切ったクラシエ株式会社。2027年に、クラシエとして20年、前身のカネボウから140年を迎える。それぞれの事業間の相乗効果を生み出しつつグループの綜合(そうごう)化を進め、医食美・快適の領域での新たな価値創造を目指す。

草柳 徹哉(クラシエ 代表取締役社長)

ルーツは明治の紡績企業
過去の失敗を強みに変える

クラシエは1887年に創業した「東京綿商社」をルーツに持つ、歴史のある企業だ。1971年に「鐘紡(カネボウ)」へ社名変更し、化粧品をはじめ、ホテル、不動産、繊維と多角的に事業を展開したが、その後の不透明な粉飾決算と事業不振で2004年には産業再生機構の支援を受け、化粧品事業を花王に譲渡。2007年にクラシエに社名を変更し、ホームプロダクツ、薬品、食品の3事業に集中することで、再生の道を歩んできた。

「クラシエとして再出発してから18年目。様々なステークホルダーの皆さまにお力添えいただいて、今日を迎えています」と2025年1月に新社長に就任した草柳徹哉氏は話す。

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