エネルギーセキュリティを確保せよ 地域に価値ある再エネを

創業から一貫して再エネ発電の開発・建設・運営に取り組んできたグリーンパワーインベストメント(GPI)。2007年には他社に先駆け洋上風力事業に着手、北海道石狩湾新港では先進的なプロジェクトを進める。再エネの導入拡大と地域振興の同時実現を目指す、同社の取り組みを聞いた。

2020年に完成した陸上風力発電所「ウィンドファームつがる」

燃料を輸入に頼る日本
純国産エネルギーへの決意

2004年の創業から風力発電を中心とした再エネ事業に取り組んできたGPI。創業者である堀俊夫氏(現会長)は、日本の再エネ業界形成に尽力した先駆け的存在。その志を同じくする経営陣や開発チームは、長年にわたり、数多くの再エネ事業を手掛けてきた。

GPIを堀氏とともに設立し、創業時から再生可能エネルギーの開発に携わってきた幸村展人氏(取締役副社長)は、「2004年の創業より、エネルギーの安全保障上の問題から、純国産エネルギーである再エネの導入を拡大すべきだと考えていました」と話す。一方で、自然に左右される再エネは「当てにならない」「電源じゃない」と厳しい評価を受けていた。当時は、政策的なサポートも得られず、苦労は尽きなかったという。

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