新潟市「NIIGATA XR プロジェクト」に見る地域×XRの可能性

新潟市はXR(AR/VR/MR) を活用しリアルとバーチャルを融合する「NIIGATA XR プロジェクト」を展開、プラットフォームにPsychic VR Labのリアルメタバースプラットフォーム「STYLY」を採用した。6月に開催された「地方創生EXPO」で、関係者らが取り組みの詳細を語った。

地方創生EXPOでは新潟市、Psychic VR Lab、ナカノアイシステムのプロジェクト担当者らが登壇

新潟市の人口は2016年以降、社会減の傾向にある。特に大学などを卒業し、就職する若年層の転出が増加しており、男性ではIT産業従事者の転出が多いという。そこで今後成長が期待されるXR技術を活用した新ビジネスを創出し、IT産業をはじめとした地域産業の活性化を図ることを目的に、2022年度から「NIIGATA XR プロジェクト」を推進している。

同プロジェクトではこれまで、国土交通省が主導する「PLATEAU」を活用した3D都市モデルの整備、XRコンテンツのユースケース開発、地元企業等によるXRを活用した新サービスの実装を支援する「XRコンテンツ実装事業補助金」を実施。3D都市モデルは、ナカノアイシステム(新潟市)が新潟市中央区・古町エリアなど3エリアのモデルを制作、市本庁舎が入居する「古町ルフル」などは、建物の窓やドアも詳細に表現したLOD3レベルで制作した。

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