量子技術とAIの戦略をアップデート 危機に強い社会づくり
政府の統合イノベーション会議が、量子コンピュータとAIに関する開発戦略をアップデートした。テクノロジーを生かした理想の未来へ、研究開発を進める。
政府は2022年4月22日の統合イノベーション戦略推進会議で、「新たな量子技術に関する戦略:量子未来社会ビジョン」と「新たなAIに関する戦略:AI戦略2022」をとりまとめ、発表した。
量子技術に関しては、既に2020年1月に「量子技術イノベーション戦略」を策定、発表している。現在のコンピュータとは異なる仕組みで情報を処理し、複雑な計算を短時間で処理できるだけでなく、消費電力が劇的に減らせると期待される量子コンピュータ。戦略発表後も、実用化にむけた国際競争は激化している。その上、コロナ禍を経たDXの急速な進展、脱炭素社会に向けた取組の推進などで、社会実装へのニーズはより高まっているところだ。
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