堅実・安全でもイノベーティブ 2つの価値軸を併せ持つ企業体へ

1948年の設立以来、東京と神奈川で旅客輸送や沿線開発を続けてきた京王電鉄。価値観が多様化するなか、新たな需要の創出へ向け、2022年からは京王オープンイノベーションプログラムを開始した。様々なプレイヤーと繋がり新事業の創出に挑む。日本一の繁華街・新宿の再開発ほか、同社の将来展望を聞く。

都村 智史 京王電鉄 代表取締役社長

守りの事業から一転
需要創出が必須の時代へ

地域に根差した公共交通事業者として、鉄道事業をメインにレジャー、不動産、流通業からまちづくりまで、多様な事業を展開する京王電鉄。

「公共交通事業者に求められるのは安全性、定時性、速達性。昨日と同じ日常を守っていくことが設立時から変わることのない大きな役割です」と、同社の都村智史社長は話す。

都心部から多摩丘陵を経て神奈川県中央部までの旅客輸送を支える同社では、「信頼のトップブランドを目指す」ことを理念に掲げ、幅広く展開する事業の根幹には常に安全・安心・信頼・誠実といった価値観が流れている。一方で、新型コロナウイルスの感染拡大が、ベッドタウンとビジネス街をつなぐ同社の鉄道事業に大きなインパクトを与えた。

「鉄道を利用するお客さまは、最も落ち込んだ時期で半分以下になりました。落ち着きを取り戻した現在も、コロナ前に比べ85%の利用者数となっています」。

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