「ええとこのお坊ちゃん」から脱却へ カンパニー制で挑戦を促す

スパークプラグや排ガス用酸素センサで世界シェアトップを誇る日本特殊陶業。今年4月からはカンパニー制を導入、権限と責任を大幅に委譲し、全社員に新しい挑戦を促していく。変化の激しい世の中で、セラミックスの領域を超えた取り組みをいかに進めるのか、川合尊社長に聞いた。

川合 尊(日本特殊陶業 代表取締役社長)

「お坊ちゃん」からの脱却

日本特殊陶業はこの4月に社内カンパニー制導入を柱とする組織再編を行った。自動車関連販売、プラグなど13のカンパニーを新設し、SPE事業部とメディカル事業部の呼吸器系事業は子会社化して継続。世界的シェアを誇り、売上収益の約8割を自動車部品のスパークプラグとセンサが占める収益構造からポートフォリオを変えていくことが大きなテーマだ。

自動車の排気ガス浄化システムの中枢部品として使われる日本特殊陶業の全領域空燃比センサ

「弊社は昨年『2030 長期経営計画日特BX』を策定しました。2030年までのアクションを、2040年に目指すべき姿からバックキャスティングして考えたものです。本年は、事業構造だけでなく企業カルチャーや社員のマインドまで変えるべく、まずは既存の概念を一回取り払う年にしたいですね。過去の延長線上に積み上げてちょっとずつ良くするのは"守っている"だけ。新しいものに挑戦することが認められるのだという価値観に切り替えていきます」と、代表取締役社長の川合尊氏は語る。

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