リウボウグループ 沖縄の優位性を、自社の強みに育てる

約70年の歴史の中で、百貨店を核にスーパーマーケット、コンビニなどを沖縄で展開してきたリウボウグループ。売上高は1000億円以上に達する、県内有数のグループ企業だ。リウボウホールディングスの糸数会長に、同グループの経営戦略と将来構想について話を聞いた。

糸数 剛一(株式会社リウボウホールディングス 代表取締役会長)

外国人向けデパートとして
スタートしたリウボウ

1948年に、琉球貿易商事株式会社として創業したリウボウグループ。琉球政府貿易庁の輸入物資の小売店や外国人向けの土産店を運営し、1952年には外国人向けのデパート「OSS(Overseas Supply Store)リウボウ」を那覇市に開業した。その後、1954年にリウボウは国際通りに新築移転し、沖縄県民のための百貨店として発展していった。

1970年代のデパートリウボウ。地下1階、地上6階、塔屋の建物で、屋上に遊園地があった

約70年経った現在、リウボウグループは百貨店「デパートリウボウ」を核とし、スーパーマーケットの「リウボウストア」や沖縄ファミリーマート、旅行サービス、化粧品卸などの多彩な事業を展開。グループ会社は12社、グループ売上高は1000億円以上に拡大し、県内有数のグループ企業へ成長している。

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