2020年11月号
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SDGs×イノベーション

動脈産業と静脈産業をつなぎ、廃プラを600万枚のごみ袋に再生

恩田 英久(サティスファクトリー 取締役社長)

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海洋プラごみ問題などを契機に関心が高まるプラスチックの資源循環。サティスファクトリーでは廃棄物管理事業で培ったノウハウを生かし、新たなプラ資源を極力使わず、廃プラをごみ袋として再生。月600万枚以上を製造している。同社が構築した資源の循環ループについて聞いた。

恩田 英久(サティスファクトリー 取締役社長)

廃プラリサイクルを取り巻く誤解と課題

現在市販される多くのプラスチックごみ袋には再生材の使用比率が記載されている。多くの消費者は“再生材”とは容器や包装材として一度使用された廃プラであるとイメージするだろう。しかし、サティスファクトリー 取締役社長の恩田英久氏は「一般のイメージとは異なる」と話す。

「プラスチックの生産時に発生する“オフグレード材(生産・加工時のロス分や型落ち品)”は製品に加工されない未使用の状態であっても、所有権が移ると中古品となり、これらは再生プラとして扱われます。ごみ袋にもこうした再生材が使用されているのですが、オフグレード材は実質新品ともいえ、一般の消費者の方がイメージする“再生プラ使用”とその実態は異なっているといえます」

オフグレード材プラスチック(左)と、使用後再生されたプラスチックペレット(中央・右)。使用済プラスチックは再生されると不純物等により色が付くが、オフグレード材は新品同様着色がない

新しい資源を消費するのではなく、使用済み資源をもっと活用できないかと、同社では顧客企業から回収したプラスチックごみを元に99%再生原料のごみ袋〈FUROSHIKI〉を開発した。再生材100%でないのは、強度の確保や成形、色付けなどに必要な分として新規のプラスチックを1%使用しているためだ。“風呂敷”から名称を取ったのは、廃棄物を資源として大切にする心を表すためだという。

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