「本の印刷」で人とつながる アトツギが拓く印刷業の可能性

「印刷屋の本屋」として本の展示販売を行ったり、本社工場を開放してブックイベントを開催したりなど、ユニークな企画を続々と仕掛け、斜陽産業と言われる印刷業界において、成長を続ける藤原印刷。その立役者である藤原兄弟の次男、章次氏は「印刷業は自分たちで可能性を狭めている」と語る。

藤原 章次(藤原印刷 営業部次長)

印刷屋が本を売る!?
独自のサービスを続々開始

斜陽産業と言われる印刷業界において、成長を遂げている会社が長野県松本市にある。1955年に創業し、「心刷」を企業理念とする藤原印刷だ。出版印刷をメインに事業を展開している藤原印刷は近年、独立系の雑誌・書籍の印刷で存在感を高め、また、ユニークな新サービスやイベント企画を次々と打ち出している。

その一部を紹介すると次のとおり。2011年、印刷受注額の一部をNPO法人に寄附する「キフ印刷」を開始。2014年、創業以来初となる展示会「藤原印刷博」を松本市のコワーキングスペースで開催。2018年には「印刷屋の本屋」とも言える、自社で印刷した自費出版の本をリアルイベントのみで展示販売するサービス「PRINTING TELLER BOOK SERVICE」(PTBS)をスタート。

「印刷屋の本屋」として、自社で印刷した自費出版の本をリアルイベントのみで展示販売するサービスを展開

さらに2019年、本社の印刷工場を開放してブックイベント「心刷祭」を開催。今年1月には平和紙業との合同で、紙とオフセット印刷の効果を検証する企画展「効果のあるなし境界線」展を開催し、3日間で1500人以上が来場した。

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