町工場の新たな成長モデル 100社超のネットワークで市場開拓

葛飾区や足立区など、城東エリアの高い技術力を持つ町工場100社以上のネットワークを核として、様々な業種や分野をつなぎ、国内外で新しいビジネスを創出する「TOKYO町工場HUB」。代表の古川拓氏は、お互いに顔が見える有機的なネットワークの存在が、今後への突破口になると語る。

古川 拓(TOKYO町工場HUB 代表)

パートナーとして共に取り組む

東京都の最東部、城東エリアには数多くの町工場が集積している。しかし、その数はピーク時に比べて大きく減少。生き延びている町工場も今後に向けて模索を続けている。そうした中で、町工場の高い技術力や専門性を活かした新しい成長モデルの確立に挑戦しているのが、TOKYO町工場HUBだ。

TOKYO町工場HUBは、葛飾区・足立区を中心とする町工場100社以上とのネットワークを築き、パートナーとして各社の新事業開発に取り組むほか、様々な異業種と町工場をつなぎ、その技術力が発揮される機会をつくり出している。

代表の古川拓氏は起業家や投資ファンド役員などのキャリアを経て、2017年5月にTOKYO町工場HUBをスタートした。まったくの門外漢だった古川氏が町工場の世界に足を踏み入れた背景には、次のような問題意識があった。

「大量生産・大量消費による規模の経済を追求してきた時代が終わり、スモールビジネスの強みが発揮される時代にシフトしています。こうした流れに町工場を組み込んでいけば、新しい展開がひらけるのではないか。町工場は研ぎ澄まされた技術力を持っていて、磨けば光る会社がたくさんある。多品種少量生産にも合致しますし、町工場には可能性があると考えたんです」

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