2020年2月号
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我が社の構想

九州一の総合警備会社へ 警備業界の人手不足を乗り越える

大坪 潔晴(にしけい 代表取締役社長)

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ホームセキュリティを含めた機械警備や施設警備、空港保安検査業務など、様々な警備事業を展開する総合警備会社、にしけい。2018年、創業50周年を迎えた同社は、テクノロジーの進展や人材不足などの課題に対応し、次の50年に向けた一歩を踏み出している。

大坪 潔晴(にしけい 代表取締役社長)

羽田空港や伊丹空港の保安検査場で、胸や腕に「NISIK」のエンブレムを付けた制服姿でハイジャック等防止検査業務にあたる職員を見かけたことがあるだろう。九州発の総合警備会社、にしけい(本社:福岡市)は福岡や北九州、長崎を合わせ、国内線旅客者数の30%超の空港保安検査を手掛ける同分野のリーディングカンパニーだ。

にしけいの前身は、1968年福岡市に設立された西日本警備保障。1971年に福岡空港の警備業務を開始し、1975年にはハイジャック等防止検査業務にも着手。社名を「にしけい」と改称したのは2003年だ。現在は、九州を中心に一般住宅のホームセキュリティ、機械警備、施設警備、雑踏・交通警備、現金輸送警備、空港保安検査など様々な警備業務において高い評価を得ている。

ホームセキュリティや施設警備、空港保安検査など、にしけいの事業は警備業全般に及んでいる

警備品質・サービスの向上へ
先進技術の活用を積極化

にしけいの売上高は、2019年3月期に200億円を突破した。2019年6月に就任した大坪潔晴社長は、「一つの大きな目標は達成できた」と語るが、警備業界は今、人材不足が大きな懸念事項になっている。

にしけいは警備業全般を提供しているが、施設警備や雑踏警備、現金輸送等の貴重品警備においてはマンパワーに頼る部分も大きい。

「原子力発電所の施設警備や入退門管理は相当数の人員を投入しないとできませんし、空港の保安検査においては、担当する空港すべてを合わせると約1200名の検査員を配置しています。にしけいの事業構成は人手を要する警備が多いため、生産性を高めることが重要になっています」

人材不足の課題に対応するために、にしけいはAIやロボットの活用を進めている。2019年10月には5Gを活用したロボット警備サービスの実用化に向けて、正興電機製作所(本社:福岡市)、NTTドコモと覚書を締結し、2020年秋から5Gサービスエリアにて実証実験を予定していると発表した。

大坪社長は、今後の機械警備について、画像解析技術が重要になると語る。

「単に遠隔から画像で監視するだけでは、これまでの警備と変わりません。AIによる画像解析で異常を検知し、AIが自動で出動の必要性を判断するようになれば、よりマンパワーを省力化できます。にしけいは、九州で生まれ育った会社です。新技術の導入も、可能な限り地場の企業と協力しながら進めていきます」

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