2019年5月号

MPD通信

福岡事業構想大学院、会頭や地元事業者を招き唐津連携講座を開催

月刊事業構想 編集部

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唐津観光協会連携講座を開催

「唐津観光協会連携講座」は、佐賀県の唐津観光協会との連携のもと、地域ブランディングや、斬新な地域ビジネスを具体的に構築し、得られた成果を同地域の今後の革新に役立てていくことを目的としたものである。

講義は全4回(各回180分)。担当の青山忠靖客員教授が毎回福岡校で講義を行い、東京校、大阪校とは中継で進められた。

初回となる2月9日(土)の講義ではまず、ゲストとして唐津商工会議所会頭である宮島清一氏(宮島醤油代表取締役社長)が唐津の歴史と文化について講演、また同会議所の山下専務理事から、唐津の経済や産業の現状と目標、地域のビジネス資源について説明された。

宮島会頭「クルーズ船寄港増で新局面」

これを受けて、青山教授からは地域デザインの視点や手法について、様々な事例をひもときながらの講義が展開された。

その後、第2回2月22日(金)・第3回2月23日(土)の授業では、校舎別のグループディスカッションが設けられ、具体的なビジネスプランの立案に向けて動き出した。福岡校では、院生が自主的に空いた時間に集まってミーティングを重ねた。

最終回となる3月8日(金)では、再び宮島会頭や唐津の関係者の参加を得、福岡、東京、大阪のメンバーがそれぞれのビジネスプランを順番にプレゼンテーションした。

着想に校舎ごとの特色が出た院生プレゼン

福岡校:「美上(びじょう)のまち 唐 津~唐(から)やかな一歩を」
東京校:「日本棚田計画 3.0!」
大阪校:「観光×婚活で街おこし 恋の 唐(から)さわぎ」

いずれも、多様な視点からまとめ上げられた個性豊かなプランとなっており、唐津の関係者からも一様に高い評価を受けた。院生には、実践的な授業を通じて、地方創生に関する多くの気づきを得る良い機会になった。

講座の連鎖効果を期して記念ショット

 

院生の声

固定概念からの脱却を目指して

吉本 龍太郎(よしもと・りゅうたろう)
中特ホールディングス 取締役
福岡校1期生(2018年入学)

私は廃棄物処理業を主軸とする会社を承継する予定です。私達の業界は「廃棄物あっての廃棄物処理業」ですので、事業の存続のためには廃棄物の存在が必要不可欠です。しかしながら、世界的には「廃棄物をゼロにし全てを資源・原料として再利用する」という考えが共通する方向性であり、社内で新しい事業の軸を創り出すことが急務であると考えています。

本学の存在は現在の社長を務める叔母の紹介で知りました。最初は、MBAとどう違うのだろうか?事業構想なんてできるのだろうか?と半信半疑でしたが、アイデアの出し方や情報の分析手法など理論的なことだけでなく、実務的な話を多く聞くことが出来るので、新規事業を考える上で大変役に立っています。

自分の属する業界は許認可制であり、事業展開できるエリアも限定されていることなどから、まだ旧態依然とした体質が残っています。だからこそ「許認可を取得した工場施設や車両などがなければ仕事ができない」と考えるのではなく、より広い視野で既存の業態にとらわれることなく、全く新しい視点から発想し、新規事業を立ち上げたいと思います。

 

人々の立ち直る力を支援
レジリエンス・ラボ構想

石井 俊哉(いしい・としや)
MFC 代表取締役
東京校6期生(2017年度入学)

200回近くに及ぶ外国往訪で、日本の良さを世界に広めたいと志し、大学院に入学しました。数多くの授業を受けて考え方を揺さぶられ、「未だ具現化していない事業モデル」を突き詰めたいと構想を練り直しました。

会社員時代にストレスで入院した経験から、虐待やハラスメントなど家庭や組織の不和が生むメンタルヘルスの不調を社会課題と捉えています。産業医や音楽家と共創した講演会と「傾聴」で、人が無自覚に陥る思考停止に気付きを促しています。スティーブ・ジョブスの言う「Connecting the Dots」の発想で人々の自己免疫力(レジリエンス)を支援したいと思います。

 

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