DMOの機動力 熊本地震からの復興、インバウンド誘客で発揮

九州の訪日観光が盛り上がりはじめた2016年に襲った熊本地震。地震直後に設立されたくまもとDMCは、インバウンド誘客のため、機動性を生かした様々な取り組みを進めている。

外山由惠 くまもとDMC常務取締役CMO
兼 TOURPLAZA 総支配人

2016年4月の熊本地震は、多数の死傷者と家屋・インフラの損壊などの被害をもたらした。当時、九州のインバウンド観光はまさに拡大を始めたところ。海外からの宿泊キャンセルが相次ぐなど、打撃は大きかった。

くまもとDMCは熊本地震の8カ月後、2018年12月に設立された企業だ。シティプロモーションサミット2018 in 佐賀では、くまもとDMC常務取締役CMOの外山由惠氏が、約2年間の活動を振り返った。

地域のための観光株式会社

くまもとDMCは、食と観光をマーケティングする事業会社として設立された。県も200万円を出資し、熊本地震からの復興と地方創生に貢献することが期待されている。2018年3月には、地域と協働して観光地としての魅力を盛り上げる、日本版DMOとして観光庁に登録された。

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