発想がカタチになる商店街 「お得意先づくり」で活路

成功するかどうかわからなくても、まずはやってみる。みやのかわ商店街は、まさに「挑戦する商店街」とも言える姿勢で、「ナイトバザール」や「出張商店街」など、ユニークな試みを続け、活性化を果たしてきた。

秩父市の「ナイトバザール」は、毎回、さまざまな企画が行われ、多くの人で賑わう

--秩父市の「みやのかわ商店街」は、地方にありながら空き店舗がほぼゼロ。また、約30年前から続く「ナイトバザール」には、多くの市民が訪れることで知られています。活性化の試みは、どのように始まったのですか。

島田 約30年前、当時の商店街の若手が集まって、勉強会が行われました。そこで取り組んだのが、将来構想づくりです。

みんなが、思い思いに理想の商店街を語りました。思い描く理想は違っていても、それらはどれも間違いではない。問題なのは、どのような商店街を目指すのか、バラバラだったことです。私たちは、みんなが共有できる理想の将来像をつくっていきました。

そのうちメンバーの1人が、「計画ばかりしていてもしょうがない。汗をかいて行動しよう」と言い始めたんです。それで将来構想づくりと並行し、イベントをすることにしました。

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