理想の姿から逆算で発想 事業構想演習で構想計画の策定進む 

演習で構想計画の策定が進む

本学では「構想計画書」を修了要件の1つとしている。事業構想は、まずは理想の姿を描く。その姿から逆算で発想し、実現するための経営資源、マーケティング、顧客開発など核となるアイデアを積み上げ、構想計画をつくる。

2年次の事業構想演習では、実務家・研究者の教員が指導にあたる。今回は竹安特任教授の演習を紹介する。

<担当教員プロフィール>
竹安 聡 特任教授(パナソニック株式会社 役員、ブランドコミュニケーション本部長)

-- 演習の様子を教えてください。

竹安先生の演習では、先生が実際に携わった事業やゲストスピーカーによる具体的な事例から学ぶ時間と、院生が個々の事業構想を発表しそれに対し意見を交換するアクションラーニングで構成されています。

緒方 諭 日本シグマックス株式会社 経営企画室3期生(2014年度入学)

-- 受講する演習の1つに選んだ理由は?

企業内での事業構想を考えるにあたって、1年次に竹安先生のサロンスピーチに参加した際に、計画と現実のギャップに直面しながら様々な新規事業を形にしてこられた話をうかがい、学ぶべきことが多いと感じました。また、企業内で数多くの事業案を見られてきたことから、客観的な意見をいただけると思いました。

-- どのようなアドバイスがありますか。

「計画は崩れる」つまり、実際に事業を始めると予想外のことが続出することを理解した上で、ベストシナリオだけでなくワーストシナリオまで想定をしておくことを徹底するというアドバイスを先生にいただいています。

-- 修了に向けての抱負をお聞かせ下さい。

スポーツを日常の習慣として定着させることにより、丈夫な身体を保ち、最終的には健康寿命の延伸につなげる構想をテーマに研究しています。最終の構想計画まで残り時間も少なくなってきましたが、解決すべき社会課題と事業性を共にしっかりと見据えた上で、これまで学んだことを形にしていきたいと考えています。

各領域に特化した教員による多角的な指導を受け、より実現性の高い構想計画を練ることができる

 


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事業構想大学院大学は、社会で必要とされる事業の種を探し、事業構想を考え構築していくMPD(事業構想修士)を育成する、クリエイティビティを重視した、従来の枠を超えた新しい社会人向け大学院大学です。1学年30人の少人数制、平日夜間と土曜日に授業を行い、院生全員が社会人です。
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