地方の変化が観光立国を推進

日本の縮図でもある地域には、観光の魅力やインフラは十分にある。来訪者を増やし、地域を活性化させるためには何が必要なのか。初代観光庁長官で、現在は東京工業大学特任教授の本保芳明氏に聞いた。

熱気あふれる2014年のツーリズムEXPOジャパンの会場

日本は基盤となるような観光の魅力やインフラは十分にあります。国内観光は大変発達しています。しかし、インバウンドは立ち遅れていました。基盤が揃い、ビジネスの仕組みがあり、プロモーションができて、結果としてサービスが立ち上がっていく構造になっていないといけないのですが、日本の魅力を伝えるプロモーションや、外国人のニーズに合わせたサービスの提供の部分において、国際的基準に合致しておらず、日本全体が立ち遅れてきました。地域は、さらに国よりも1歩から2歩遅れているというのが大きな構図ではないでしょうか。

もう一つ、この構図につけ加えるのは、日本人の観光、つまり国内旅行と海外旅行が落ち込んでいる状況です。インバウンドについては、ながらく取り組みをしてこなかったため出遅れています。国内旅行は、進んではいるが陳腐化し、時代遅れになってしまっています。2008年に観光庁ができて、システム構築を進め、ノウハウを蓄積し、人材も育成してきていはいますが、まだまだ底が浅い状況で、日本の観光の弱みと言えます。しかしながら、日本にも強みがあります。

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