地方創生は観光力で 日本発、世界最大の「旅の祭典」を目指す

2014年9月、日本観光振興協会と日本旅行業協会の主催で「ツーリズムEXPOジャパン」が開催された。世界最大級の旅の祭典をキャッチフレーズに行われた展示会には16万人弱の来場者が訪れ、フォーラム、商談会なども行われ、おおいに盛り上がった。

国内外から多くの人が来場した

会場で地球規模の交流を

ツーリズムEXPOジャパンは、「旅フェア」と「JATA旅博」を統合し、この9月、新たな展示会として初開催した。

日本観光振興協会の見並陽一理事長は、「これまで個別にプロモーションしてきた海外旅行、国内旅行、訪日旅行を一つに集結したことで、より観光に注目してもらうようなプロジェクトができたと感じています」と話す。

展示会は大きく4つの要素で構成された。日本文化を紹介する前夜祭、商談会を含む展示ブース、観光フォーラム、観光に尽力した個人・団体を表彰する顕彰事業だ。

メーンの展示会場には、国内47都道府県、海外は欧米、アジア、南米など150以上の国と地域から1500以上のブースが集結。来場者は15万7589人にのぼり、国連世界観光機関(UNWTO)のタレブ・リファイ事務局長を基調講演に迎えた観光フォーラムも約1000人の出席者で賑わい、初開催としては大成功と言える。

「観光は、双方向の交流を活性化させることで初めて成立します」。国内旅行でも、海外旅行でも、観光に来てもらうためには、相手の国、土地の風土や文化を知る必要がある。「国内外のブースが一同に集まった展示会場で、お互いのブースを表敬し合うことが、地球規模の交流になっているのです」。

多くの人で賑わう会場、日本文化を紹介する前夜祭や顕彰イベントも開催された

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