ソーシャルメディアを収益化せよ

Facebookやtwitterなどのソーシャルメディアは近年、急速に普及したが、一方でその収益事業化には多くの課題がある。コミュニティを成功に導くデザイン手法や人材育成について、専門家による座談会を行った。

左から、飯塚 靖大 氏(リーチローカル・ジャパン)、玉木 欽也 氏(青山学院大学 経営学部 教授)、岸波 宗洋 氏(事業構想大学院大学 准教授)、前 佳聡 氏(大日本印刷)、山崎 浩人 氏(ネオ・アット・オグルヴィ)

今回の座談会の参加者は、ソーシャルコミュニティデザインについて研究している青山学院大学ヒューマン・イノベーション研究センター所長の玉木欽也氏、NPO法人グローバル新世代イノベータ育成協会メンバーの飯塚靖大氏、前佳聡氏、山崎浩人氏。モデレーターは事業構想大学院大学の岸波宗洋准教授が務めた。

いかに収益化するか

岸波 まずソーシャルメディア、ソーシャルコミュニティにおけるビジネスについて、現状をどう捉えていますか?

飯塚 今はまだ黎明期で、収益ビジネスの形を模索している例が多いですね。最近では、ソーシャルとECという、コンテンツと販売が融合された事例が出始めており、注目しています。

山崎 オウンドメディア、ペイドメディアとは違うポテンシャルがありますね。内容によっては、実際に人が動くとか、何かの変革につながるとか、「リアル」な可能性を秘めたプラットフォームだと感じます。ただ、海外ではそういう事例が増える一方で、日本の中ではソーシャルメディアというデジタルの中で完結している。少しダイナミズムに欠けている気はします。

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