2014年7月号
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新発想で挑むヘルスケア

遺伝子情報で「最適な食」を提案

宮元正明(ゲノフ代表取締役社長)

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遺伝子を分析して個々人の体質のタイプを特定し、食事のバランス改善に活かす。新しいタイプのヘルスケアサービスを考案したゲノフの宮元正明社長は、起業家として予防医療の産業化を目指す。

ゲノフは、東京23区内の法人を対象に弁当販売のサービスを提供。自分の遺伝子タイプに合わせて、最適な弁当を選ぶことができる

遺伝子情報に基づいた健康管理、体質改善サービスを手掛けるベンチャーのゲノフ。同社の事業は、2012年に経済産業省の「サービス産業強化事業(地域ヘルスケア構築推進事業)」に採択されるなど、医療・ヘルスケア分野で注目を集めている。

遺伝子の分析結果をもとに、個人に最適な食事に関するライフスタイルを提案するというこれまでにないサービスを考案したのが、ゲノフの宮元正明社長だ。宮元社長は山一證券、メリルリンチ日本証券、ゴールドマン・サックス証券と金融畑を歩んできたが、2007年、41歳にして全く専門外の分野で起業した。

そこには大きな転機があったという。

宮元正明 ゲノフ 代表取締役 社長

「証券マン時代にアメリカのサプリメント小売り専門店のM&Aに携わり、日・米・欧の健康産業、予防医療のマーケットについて調査しました。すると、日本にはない制度やサービスがたくさんあったのです。それで興味を持って日本の医療費の状況を調べたり、国家財政をシミュレーションしてみたところ、2016年には破綻するという結果が出てきました(現実は増税などでこのようにはならないと思うのですが)。さらに、生活習慣病が蔓延していることなどを知り、本気で『このままだと日本が滅びるのではないか』と思ったのです」

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