最貧国の物流コスト問題を解決するアプリ

世界最貧国の一つ東ティモールの農民の悩みは、輸送コスト。なんと一回の輸送コストが世帯年収の7倍なのだ。この難問を、輸送の静脈の利用とアプリの活用で解決する方法が生まれた。

東ティモールのピティリティ村に訪れているトラック

スマホアプリを用いて世界最貧国の物流を改善する。日本のプロボノチーム"tranSMS"が東ティモールでプロジェクトを開始した。同国は輸送手段が発達していないため、辺境に住む貧困層は「届ける・届く」という基本的なサービスから隔離されている。例えば、地方の農民が運良くコーヒー豆を大量に収穫できたとしても、それを街へ輸送するためには、1日350ドルを払ってトラックをチャーターしなければならない。彼らの平均世帯月収は50ドル以下だ。農畜産物を市場まで運ぶことができなければ、所得の向上には繋がらない。

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