地域と寄附者の絆で「善い地域」を目指す

地域を応援する人材を育て、地域活性化の取組を進めてきた長野県飯田市。豊富な特産品を背景に、観光による地域づくりをも同時に目指している。市の総合計画「いいだ未来デザイン2028」で大きな人の流れを作り出そうとしている同市の取組を聞いた。

飯田市長 牧野 光朗

「ふるさと飯田応援隊」の取り組み

飯田市では、2008年度よりふるさと納税制度を「ふるさと飯田応援隊」と名づけ、①飯田を応援した人が満足感を得る、②愛着によって飯田とのつながりを持つ、③返礼品の調達によって地域ブランドの形成につなげる、④魅力発信の効果によって相乗的に歳入確保を推進する、の4つを方針として掲げ、地域活性化につなげることを目的として取り組んできた。

寄附額は2015から2016年度に特に大きく伸びた。1年のうち特に12月が件数、金額ともに多いのは地理的表示保護制度(GI)に基づくブランドになっている市田柿の貢献が大きい。また飯田はさまざまな作物の南限、北限に位置しているため、リンゴ、ナシ、モモ、プルーンといった果物が生産されており、これらも人気が高い。南信州牛、中ヨーク種の豚である幻豚、信州地鶏(黄金シャモ)も申し込みが多い。さらにぐっと伸びた要因は腕時計である。シチズン時計の高級腕時計はほぼ100%飯田で生産されており、地元の時計マイスターが造った逸品である。

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