発想法の「混合」が生み出す新手法

「アイデアを出すのが苦手だった」と語るデザイナー・芝氏は、さまざまな発想法を試したものの、どれもしっくりこなかったという。なぜ、うまくいかないのか。その理由を突き詰めていく中で、独自の手法をつくり上げた。

芝氏は、自身の書籍の企画から出版社へのプレゼン、執筆、マーケティングにもニューロン発想法を活用

よく言われるように、アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ。それでは、従来の発想法そのものを組み合わせると、何が生まれるのか。その答えの一つが、「ニューロン発想法」だ。

発想できない「理由」を解明

世の中には、いろいろなアイデア出しの手法がある。「マインドマップ」や「KJ法」、「ノート術」のようなテクニックから、「ブレスト」や「ワールドカフェ」などの話し合いの手法まで、さまざまだ。それぞれに一長一短があり、個人の向き・不向きも影響する。

芝 哲也 Cauz代表 アートディレクター

カナダの世界最大手広告代理店・BLAST RADIUSなどを経て独立し、デザイン事務所・Cauzの代表・アートディレクターを務める芝哲也氏は、10年来、自分に合った発想法を探し続けてきた。スタンフォード大学のデザインスクール「d.school」の見学会に参加したこともあるという。しかし、有名な方法は一通り試してきたが、どれもしっくりこなかった。

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り64%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。