カゴメ、フジシール、三菱ケミ ペットボトルラベルの水平リサイクルへ実証開始 

カゴメは、フジシール、三菱ケミカルグループと協働し、ラベルからラベルへの資源循環型シュリンクラベルの市場回収による水平リサイクル実現に向け、実証実験を実施すると2023年12月1日に発表した。

初回となる今回は、「カゴメトマトジュース 食塩無添加・低塩 720mlPET」(発売90周年記念のロゴ入りパッケージ)を対象商品として、栃木県那須塩原のヨークベニマル 西富山店に回収のための専用ボックスを設置し、10月〜12月の期間、回収する。

このシュリンクラベルは、フジシールがペットボトルの使用済シュリンクラベルから印刷インキを剥離し、三菱ケミカルグループの製膜技術により資源を有効活用し新しいラベルに再生したもの。回収したラベルは脱インキ処理し、再生原料としてラベルに加工する。

ラベルからラベルへのリサイクルを進めるためには、ペットボトル飲料などの製造工場から回収されるラベルに加え、消費者からの回収も増やしていく必要がある。今回の実証実験では、専用ボックスに取組を伝える掲示を記載して販売店の店頭に設置し、消費者へアピールする。

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