北海道スペースポート 小型人工衛星用の新ロケット射場に着工

北海道大樹町は8月16日、アジア初の商業宇宙港「北海道スペースポート(HOSPO)」で、小型人工衛星打上げ用の新たなロケット射場「Launch Complex-1(LC-1)」の整備に着工すると発表した。2023年度の完成を目指し、国内の民間ロケット会社等のロケット打上げ支援体制を整える。 

大樹町とSPACE COTAN(月刊事業構想2021年12月号参照)が開発するHOSPOは2021年4月に稼働、現在は射場「LC-0」と1000m滑走路を運用している。企業版ふるさと納税制度を活用し、2021年度までに全国の延べ88社から合計8.2億円の寄附を受けるとともに、内閣府地方創生拠点整備交付金の採択を受け、新射場「LC-1」の整備と滑走路の延伸工事に着手した。 

今後、高頻度なロケット打上げのための射場「LC-2」と、P2P(高速2地点間輸送)対応の3000m滑走路も整備する予定。北海道に宇宙関連の企業や団体が集積する「宇宙版シリコンバレー構想」の実現を目指す。

大樹町2208

北海道スペースポートの整備計画

 

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