寺田倉庫 広島県竹原市で歴史的建造物活用のアート実証実験に参加

寺田倉庫(東京都品川区、月刊事業構想2022年9月号参照)は、バリューマネジメント(大阪市、関連記事)が実施する広島県竹原市の歴史的建造物社会実験「竹原アートプロジェクト2022」に参画する。2022年10月13日に発表した。国の重要伝統的建造物群保存地区である「たけはら町並み保存地区」を中心としたエリアで、2022年10月29日から2023年1月31日まで、地域の歴史と文化の理解を促し、来訪者にまちを回遊してもらうアートイベントや作品展示を企画開催する。

広島県竹原市は古くから製塩業や酒造業などで栄えたまちで、反映した当時の景観を保っている「町並み保存地区」がある。今回の社会実験は、歴史的建造物の新たな活用方法を探ることを目的に、人々がまちを歩き回ってさまざまなアートに触れること、それを通じて竹原の歴史や文化を知ることができるように企画した。

プロジェクトの期間中は、広島出身、あるいは広島にゆかりがあるアーティストの作品を中心に、リアリズムの超絶技巧作品を展示するほか、覆面アーティスト「HAMA-DANNA」が制作した竹原をテーマにした8種類のNFTアートを無料で配布する。竹原市内の一部飲食店や施設を利用する際に、このNFTアートを提示すると、様々な特典が受けられるという。さらに、町並み保存地域の入り口には、広島県出身のアーティスト・久保寛子氏による全長6.5メートルの立体作品を展示する。

たけはら保存地区