すららネット フィリピンのネットカフェを活用した学習支援に参画

すららネット(月刊事業構想2022年3月号参照)は、フィリピン共和国において、教育NPO法人ソルト・パヤタスが貧困層の中高生を対象にインターネットカフェを活用して行う学習支援プロジェクトに参画し、算数e-ラーニング「Surala Ninja!」を提供した。2022年6月10日に発表した。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、フィリピンでは長期間の休校や一部のみ対面授業の状況が続いていた。特に経済的に困難な状況に置かれ、デジタルデバイスやインターネットへのアクセスに恵まれない貧困地域の子どもは、学習の機会を失い、学習進度が大きく遅れている。この課題を解決するため、ソルト・パヤタスは「公益信託今井記念海外協力基金」の助成金事業の採択を受け、フィリピンの最貧困地域の1つであるカシグラハン地域(マニラ近郊)において、5か所のインターネットカフェのコミュニティを活用した中高生向けの学習支援を展開している。

すららネットは、アダプティブな対話式ICT教材「すらら」と「すららドリル」を国内約2500校の塾、学校など43万人を超える生徒に提供しているEdTexhスタートアップ。今回提供した算数e-ラーニング「Surala Ninja!」は、海外版として小学生向けに開発された、インタラクティブなアニメーションを通じて加減乗除の四則計算を楽しく学べるシステムだ。

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