自動運転車、追突と側面衝突は人間よりも安全 一方でセンサーや予測に課題も

(※本記事は『Singularity Hub』に2024年6月24日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

屋根の上にセンサーを取り付けた、WAYMOのロゴマークが入った白いジャガー(自動車)
グーグル親会社Alphabet傘下の自動運転技術開発会社、WAYMO(ウェイモ)は英ジャガーランドローバーと提携している Copyright : gibblesmash asdf / Unsplash

現在、自動運転車は非常に高い安全基準に従うことが求められているが、そもそも人間の運転もかなり危険であるという基本的な事実を忘れがちである。新しい研究によると、多くのシチュエーションにおいて、自動運転車は人間よりも事故に巻き込まれる頻度が低いことが明らかになった。

自動運転車への移行が進む主な理由のひとつは、運転からヒューマンエラーを排除することだ。米国では毎年4万人以上が交通事故で命を落としており、安全性のわずかな向上でも大きな効果を得られる可能性がある。

しかし米国では近年、自動運転車が関与する事故が相次ぎ、その安全性に疑問が投げかけられ、米GM Cruise社のような大手企業が野心を縮小する事態となった。

そんな中、ある研究者たちが自動運転車と人間のドライバーが関与した数千件の事故報告を分析した。「Nature Communications」誌に発表されたそのレポート結果は、多くの状況において自動運転車の方が人間よりも安全であることを示している。

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