国交省SBIR建築技術開発助成 3Dプリンタ建築企業などを採択

国土交通省は、スタートアップ企業や大学等の研究者を対象に公募を実施したSBIR建設技術研究開発助成制度の新規課題17件を採択し、2023年9月20日に発表した。SBIR(Small Business Innovation Research)制度は、大学やスタートアップなどによる研究開発を促進、その成果を社会実装し、それによってイノベーション創出を促進するために運用されている。

国交省では、5月から7月にかけて、建設分野の生産性向上やカーボンニュートラルの実現に資する技術開発課題を公募。大学の研究者などが応募する一般タイプに14件、中小・スタートアップ企業タイプには10件の応募があり、この中から一般タイプ7件、中小・スタートアップ企業タイプ10件が選ばれた。

このうち中小・スタートアップ企業タイプの交付予定額は各社500万円で、3Dプリンタ建築のPolyuse(月刊事業構想2023年1月号参照)や、自治体の管理橋梁向けのデータドリブン型インフラマネジメントシステムの開発を手掛けるIML、AI・IoT を活用した除雪作業の省人化と安全性向上技術の開発を目指す堀口組などが採択されている。

鉄筋_建設現場イメージ
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