能美防災 火災臨場体験のVRコンテンツを寄附付きレンタル開始

能美防災（月刊事業構想2021年12月号参照）は、VRコンテンツ「火災臨場体験VR～混乱のオフィス～」の寄附付きレンタルを提供開始したことを、2022年4月15日に発表した。寄附付きレンタルは、売り上げの1％を社会貢献団体へ寄付するものだ。

このコンテンツは、地震災害をテーマにしたゲームソフト「絶体絶命都市」シリーズを代表作とする、グランゼーラと共同で製作したもの。2021年9月1日から、企業など法人むけに体験機会の提供を開始しており、寄せられた声をもとにブラッシュアップした。オフィスビルでの火災や大地震の恐怖と、それを目の当たりにした人々の混乱の様子をリアルに体験することができる。体験に必要な機材をセットにして、専用のレンタルECサイト「XRプラス」より提供する。

能美防災は、同コンテンツでの体験を通して、災害の危険性や怖さを自分事として捉えてもらい、防災教育や訓練に対する意欲を高めてもらうことによって、「自助」「共助」の強化に直接貢献していく考えだ。