仙台校では初となる中間審査会 事業構想計画書の総仕上げ

仙台校では初となる中間審査会
事業構想計画書の総仕上げ

事業構想大学院大学では、2年間の修了年数を経て、事業構想修士(専門職)の学位(Master or Project Design:MPD)を取得できる。規定の単位数の取得に加え「事業構想計画書」の提出と、最終審査に合格することが修了要件となる。

11月、全校舎(東京・名古屋・大阪・福岡・仙台)で2年次中間審査会を実施した。中間審査会ではいよいよ大詰めを迎える事業構想計画書の完成度を高めるため、個人発表を通して各自が複数の教員からフィードバックを受ける機会となる。2022年に東日本高速道路(NEXCO東日本)と共同開設した仙台校は、初めての審査会となった。ものづくりやスポーツ、介護、観光、食、利活用など多岐にわたるテーマで、地域連携・共創なども有効に検討しながら自社や地域、自身の経営資源を活かした多彩な事業構想が発表された。発表に臨む院生はもちろん審査する教員にも緊張感が漂う中、双方真剣に向き合う現場は熱のこもる空間となった。新たに気づきを得た院生たちは、ここから2年間の事業構想研究の総仕上げにとりかかっていく。

事業構想大学院大学での研究は、事業構想を目指す社会人が集い、モチベーションを高め合い、知の共有・探索からアイデアを生み出し続ける2年間だ。開学12年目にますます活気づくオープンイノベーション拠点から、来春には仙台校1期生が修了を迎える。東北の地で新たに誕生する事業構想修士。持続可能な地域社会への貢献と活躍に多くの期待が寄せられている。

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初の審査会を迎えた仙台校

ディスカッションでアイデアを刺激する(仙台校 講義の様子)

 

<現役院生の声>

多様な人と出会い
理想とアイデアが生まれる空間

石川 史香(いしかわ・ふみか)
外資系IT企業勤務
東京校11期生(2022年度入学)

1年次の冬に第一子を出産しました。初めての子育てと大学院での研究を両立することに不安はありましたが、オンラインで受講できる環境が整っていたり、先生に事前に相談してフレキシブルに課題対応ができたりと、休学することなく研究を続けられています。同期の院生からは事業構想のことだけでなく、子育てのアドバイスをもらうこともあり良い関係が築けています

大学院に興味を持ったきっかけは、今後のキャリアを考えてこのままでいいのかなと疑問を感じたことからでした。もう少し自分の知見や視野を広げたいという漠然とした思いで入学しましたが、多様な人と出会い理想とアイデアを交わす空間は、新鮮な気づきに溢れていて期待以上でした。同じように悩んでいる方もぜひ一歩踏み出してほしいと思います。2年間の研究も気づけば終盤に差しかかっており、しっかり事業構想計画を練り上げていきたいと思います。

広がる発・着・想
新たな価値の提案を目指す

清水 一秀(しみず・かずひで)
東邦ガス
名古屋校5期生(2023年度入学)

事業構想大学院では、全国5校舎で特色のある授業が展開されています。私が通う名古屋校では当地方の事例から学ぶ機会も数多くあり、名古屋を拠点に事業構想を研究したいという想いを叶えることができています。

授業を通して確信したことがあります。それは、私たち社会人は、既存・新規の事業領域を問わず、社会の変化によって発生した「矛盾」や「対立」への着目が必要だということです。社会が変化すると人間の欲求も変化するため、従来の枠組みで提供される既存サービスや商品はジレンマを抱えた状態となります。私はそういう状態を当たり前に受け入れるのではなく、新しい枠組み(=価値)を提案し、解決していきたいです。着目している矛盾は多くありますが、その一つはお店やイベント等で見かける「行列」。並ぶ時間は機会損失です。人生を豊かにする時間活用の枠組みを構想できないか、日々模索しています。

事業構想大学院大学 修士課程

新事業で未来を創る
事業構想大学院大学

対象院生

①企業・組織の新規事業担当者
②事業承継者(及び予定者)
③地域活性化を志す人
④ベンチャーを起こす人
⑤ソーシャルビジネスを志す人

学位

事業構想修士(専門職)

セミナー&説明会
【事業構想から地域のみらいを考える】

日時:12月9日(土) 11:00〜12:30
会場:東京校およびオンライン
登壇者:重藤さわ子教授
テーマ:事業構想から地域のみらいを考える
参加費:無料(事前申込制)

説明会

東京/名古屋/大阪/福岡/仙台
<各校舎とオンラインで開催中>

※学事日程により開催日が変更になる可能性があります。最新のスケジュールは本学HPよりご確認ください。
※個別相談も行っていますので、お気軽にお問合せください。

事業構想大学院大学公式ホームページ
www.mpd.ac.jp

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