集う・体験する・交わる場で共創を生む 住友化学の共創ラウンジ
共創やオープンイノベーションを目的とした場が増加する中、住友化学が本社移転に伴い2021年に日本橋に開設した「SYNERGYCA(シナジカ)共創ラウンジ」(以下、SYNERGYCA)が、2022年度グッドデザイン賞を受賞した。技術・研究企画部担当部長のクナップ カルロス氏に経緯と成果を聞いた。
文・矢島進二(日本デザイン振興会 常務理事)
本社移転を機に
共創ラウンジを整備
住友化学は1913年に創業した日本を代表する化学メーカーだ。現在は、エッセンシャルケミカルズ、エネルギー・機能材料、情報電子化学、健康・農業関連、医薬品の5事業分野にわたり、幅広い産業や人々の暮らしを支える製品をグローバルに供給している。
クナップ カルロス氏は、1998年にスペインから来日し、筑波の産業技術総合研究所に留学後、2000年に住友化学に入社。固体触媒の研究と事業部門の企画に従事した後、現在はコーポレート部門でSYNERGYCAのダイレクターを担っている。
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