地域を巻き込みながら、宮崎で「地域循環型経営」の実現を

宮崎県の地域資源である農林水産資源、豊富な太陽光、水資源を活かしての事業創出や、地域課題の解決による事業領域の拡大に取り組んでいる産業機械メーカーのMFE HIMUKA。自社内だけにとどまらず、地域を巻き込みながら「地域循環型経営」に取り組んでいる。

島原 俊英(株式会社MFE HIMUKA 代表取締役社長、
株式会社ひむか野菜光房 代表取締役社長)

MFE HIMUKAは1969年、宮崎県日向市に島原俊英社長の父親が創業した日向中島鉄工所がルーツだ。農業や畜産が主力産業である宮崎県には、食肉加工や醸造業の工場が多く立地し、工場では多くの生産機械・設備が使われている。同社は、それらの機械や設備の設計・開発・メンテナンスを担っている。

食肉加工業・醸造関連産業等の食品製造工場向けを中心に、
各種産業機械の設計・製造・組立据付・保守を行う。

発酵醸造装置(左)、冷却装置(右)の例

島原氏は大学卒業後、宇部興産に勤務し、海外赴任も経験していた。37歳で地元の日向に戻り専務を経て、2001年に社長に就任した。

「父親からは会社を継げとは言われたことはなく、サラリーマンを続けるつもりでした。日向に戻ったのは、会社がバブル崩壊後に大手エンジニアリングメーカーからの注文が減って、業績が落ち込んでいる時期でした」と島原氏は語る。

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