常総市のアグリサイエンスバレー 先端農業と食で活性化する地域

茨城県常総市が進めていた公民連携による「アグリサイエンスバレー事業」。圏央道の常総インターチェンジ周辺で、「食と農と健康の産業団地」をコンセプトとするまちがオープンした。ハイテク農園のほか、住民の交流や観光の拠点も設け、未来の地域の農業と食のあり方を全国に発信する。

まちびらきでテープカットする常総市の神達市長(右から3人目)

茨城県常総市の「アグリサイエンスバレー常総」が、2023年5月26日にまちびらきを迎えた。農業の6次産業化を軸とした地域社会拠点づくりを目的とする同地域の開発は2014年に始まった。常総IC周辺の45へクタールの土地を開発し、農業生産と加工、流通・販売が一体となった地域農業の核となる産業団地ができつつある。

常総市では、2017年の常総インターチェンジの開業前から、その周辺地域の開発を検討していた。当初は産業団地としての開発も候補に上がったが、農業を基幹産業とする市として、農と食を中心に据えた新しい産業団地づくりを進めることになった。パブリック・プライベート・パートナーシップ(PPP)事業協力者として戸田建設が参加している。

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