5回目を迎える「害蟲展」 アートで考える生態系の中の役割

「害虫」をコンセプトとした公募展「害蟲展season5」が東京、大阪、福岡で順次開催されている。アートを通じて、害虫と人間の関係を捉えなおすきっかけを与えるイベントだ。

8thCAL(エシカル、東京都中央区)が主催する「害蟲展season5」が2024年8月31日に始まった。東京、大阪、福岡の3会場で、公募で入選した作品を展示する。

害蟲展は2020年に始まった、「害虫」をコンセプトとしたアート作品を公募・展示するイベント。人間が「害虫」と呼ぶ生き物も、生命が循環する生態系の中での存在理由がある。害虫をテーマにした作品を通じて、人々がこれらについて考えるきっかけになることを目標としている。

8thCAL社長の岡部美楠子氏は、父親が1960年に創業した害虫駆除会社「シェル商事」を2010年に事業承継。2018年12月に「予防」の観点での環境コンサルティング・啓蒙活動・研修・商品開発等を主な事業とする8thCALを設立した。2017年に事業構想大学院大学を修了した4期生だ。8thCALでは、害虫が発生しにくい環境整備などの行動を企業や自治体に促すことで、殺虫剤の使用量を減らし、地球環境の保全に貢献することを目指している。

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