コスト削減、開発期間短縮に シミュレーションが寄与

アルテアエンジニアリングは、シミュレーションやデータ分析・AIに関するソフトウエアやクラウド ソリューションを提供し、B to Bの分野で知名度の高いグローバル企業だ。同社取締役の阿部大生氏が、スタートアップをコスト面、スキル面でサポートする取組について語った。

阿部大生 アルテアエンジニアリング 取締役

27カ国74事業所で事業展開

―会社の概要について教えてください。

阿部 本社は米国で、シミュレーションのソフトを製造業など多くの業界に提供しています。2022年の売上高は全世界で5億7200万ドル(約850億円)、27カ国に74事業所を展開しています。扱っているソフトウェアはパートナー製品を含めると150ほどあり、自動車から航空宇宙、金融サービスまで幅広い業種において大企業を中心に1万3000社以上に販売しています。

―製造業におけるシミュレーションを取り巻く現状について教えてください。

阿部 シミュレーションを活用した開発プロセスは1980年から2000年 にかけてほぼ確立しました。物理実験の回数削減のために活用され、実際にものをつくらずにテストができるようになっていきましたが、近年では、設計そのものもシミュレーションが活用されるようになっています。例えば材料を最少、強度を最大にする形状の最適化や3次元モデルではなくシステム全体を物理モデルでシミュレーションする1Dシミュレーションなどが普及しています。また、直近ではAIにデータを学習させて瞬時に性能を評価することができるようになっています。

図 製造現場におけるシミュレーションの用途拡大


コンピュータシミュレーションは製造現場で活躍してきたが、21世紀に入ると設計にも活用されるようになってきた

出典:アルテアエンジニアリング

 

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