南都銀行 地域を動かす「おもしろい人材」を育てる

2024年6月に創立90周年を迎えた南都銀行。地域の持続的な発展のため、現在、2030年3月までを計画期間とする経営計画「なんとミッションと10年後に目指すゴール」に取り組んでいる。人材育成では「おもしろい人材」の育成に注力しているという同行の経営戦略について、頭取の橋本隆史氏に聞いた。

橋本 隆史(株式会社南都銀行 取締役頭取)

奈良県とその周辺地域を事業基盤とし、奈良県内では預金・貸出金とも50%近くのシェアを誇る南都銀行。そのルーツは明治期に遡り、1934年に地元の4銀行が合併して創立。2024年6月に90周年の節目を迎えた。

同行は現在、経営ビジョン「活力創造銀行」を軸としつつ、「地域を発展させる」・「活力創造人材を生み出す」・「収益力を向上させる」の3つを「なんとミッション」として掲げ、2020年から期間10年の経営計画「なんとミッションと10年後に目指すゴール」に取り組んでいる。10年後に目指すゴールとしては「奈良県のGDP10%(約3,500億円)増加」「経営人材創出数350人」「ROA(単体)0.35%以上」の3つを掲げた。

「私たちは、地域金融機関として地域のために何をするべきかという観点で、経営計画やなんとミッションを定めています。そのなかで、地域の発展に強くコミットするために、奈良県のGDP10%増加を目標に掲げました。その目標達成には人材育成が重要であるとともに、我々が地域を様々な意味でサポートしていくためには当行の収益性を高めることも重要です。そこで、この3つを目標にしました」と取締役頭取の橋本隆史氏は語る。

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り79%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。