仙台校でオープンキャンパス 公開セミナーを開催
事業構想大学院大学 NEWS&TOPICS
事業構想大学院大学では、全国の各校舎において、事業構想の学びに触れるオープンキャンパスや公開セミナーを定期的に開催している。そこでは単なる大学院説明にとどまらず、変化の時代に求められる構想力や人材育成のあり方について、多様な視点から議論が交わされている。
仙台校で開催したオープンキャンパスでは、小野寺孝晃特任教授が体験講義とワークショップを担当し、地域の課題や資源を手がかりに新たな価値を生み出すための視点について講義した。人口減少や産業構造の変化が進む中で、既存の延長線上にはない未来を描くためには、課題そのものを新たな可能性として捉え直す構想力が必要であることが示された。つづく修了生の登壇パートでは、やりたいことはあるが踏み出せなかった状態から、学びを通じて行動へと移していった実体験が共有された。研究で得た知見を仕事やプロジェクトへどう接続しているのか、その変化の過程が率直に語られ、参加者にとっては事業構想研究の具体的な姿に触れる機会となった。
公開セミナーでは山本一樹特任教授が「AI共生時代の組織サバイバル戦略」をテーマに講演を行った。AI技術の急速な進化によって業務の自動化が進む一方、人間にはこれまで以上に構想し、判断し、対話する力が求められることを指摘した。さらに、多くの企業で新規事業が生まれにくい背景として、構想人材の不足や組織の慣性を挙げ、変化を生み出すには越境学習や異分野との交流が不可欠であると提起した。
事業構想大学院大学には、多様な業種・職種から様々な経験を持つ社会人が集う。異なる専門性や価値観が交わることで、新たな視点や発想が生まれ、構想は磨かれていく。先行きが見通しにくい時代にあって、未来を構想し実装する力への関心は高まる一方だ。各校舎で開催される体験講義やセミナーは、そうした時代の要請を背景に、事業構想研究の意義を考える場にもなっている。

仙台校は仙台駅直結JR仙台イーストゲートビルに校舎を構える

7月には福岡校で「クリエイティブ・シンキング」の体験講義を開催する
現役院生の声
新たな事業の柱を構想する
二代目経営者の挑戦
小林 佑輔(こばやし・ゆうすけ)
ステッカートレーダージャパン
代表取締役社長
福岡校14期生(2025年度入学)
36歳で家業を承継し、二代目経営者として12年が経ちます。中小企業経営の現場と向き合う一方で、業界環境の変化から「新たな事業の柱をつくらなければ」という思いを強くしていました。MPDでの学びは実務との結びつきが非常に強く、すぐに実践で活かしていますし、2050年の未来を描いて事業を構想する演習やクリエイティブ発想の講義では、日常では得難い視点にも触れることができました。立場も年齢も職業も異なる仲間との対話は、新たな気づきの連続です。正直に言えば、仕事と両立しながら学ぶのは決して楽ではありませんが、不思議と「大変だけど楽しい」と感じています。
現在は、「企業内装におけるインナーブランディング」をテーマに研究を進め、実際の施工や検証を重ねながら事業化に取り組んでいます。経営の現場と学びを往復することで、新たな可能性が少しずつ見えてきていると実感しています。
仲間との対話が
価値の再発見につながる
平田 真理(ひらた・まり)
アビリカ
企画経営室
東京校15期生(2026年度入学)
社会人10年目を迎える頃、親が経営する会社に入社しました。事業理解を深めると同時に、約1000人の社員を抱える責任の重さを痛感し、会社を継続するため「自身が承継する」という道を本気で考えるようになりました。これまでも様々な経営者向けプログラムを受講してきましたが、成功事例のインプットだけでなく「実情に沿った実践的な学びを得たい」と大学院に入学しました。
事業承継の授業では、自社の「弱み」と捉えていた点を「強みの一つ」と教員や院生から指摘されるなど、豊富なディスカッション機会から自分ひとりでは辿り着けなかった視点を得られていると実感します。同じ課題を抱える院生も多く、対話の中で自社のありたい姿や自身の価値観がアップデートされていると感じます。さらに研究を深めて、自社の経営資源を見つめ直しながら、協業や自社変革を通じた自律的な事業展開を模索していきたいです。
●事業構想研究科
-事業構想コース
-事業承継(次世代経営構想)コース
●学位
事業構想修士(専門職)
英文学位名称:MPD
(Master of Project Design)
●対象者
新規事業を作り上げたい人
承継者、承継予定者
創業経営者、現経営者
企業内起業を目指す人
起業・スタートアップを志す人
地域活性事業を志す人
●校舎
東京・名古屋・大阪・福岡・仙台