社会教育とリカレント教育――自己実現としての学び

社会教育とリカレント教育の接点

本連載では、社会教育を家庭教育・学校教育との関係、地域自治、地域経済などの観点から論じてきた。ただし、「リカレント教育」との接続については、必ずしも十分に扱ってこなかったと言える。リカレント教育は主に職業能力の再開発や学び直しを意味する概念として用いられ、政策的文脈では経済成長や人材戦略と結びついて語られることが少なくない。

しかし、社会教育とリカレント教育を切り離して考えてよいのだろうか。社会教育の目的の一つが「自己実現」であるとするならば、職業上の達成や働き方の再構築もまた、自己実現の重要な側面であるはずだ。

「将来の夢」はなぜ職業なのか

「将来の夢は何ですか」と尋ねられれば、多くの子どもは職業を挙げるだろう。医師、パティシエ、スポーツ選手。そこには、単なる仕事の選択を超えて「自分はどう生きたいか」という願いが込められている。職業は生計を立てる手段であると同時に、自己の価値を社会の中で表現する場でもある。

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