プロジェクト研究発表会 産学官連携で描く、北海道北広島市の未来

産学官連携で描く
北海道北広島市の未来
事業構想プロジェクト研究「北海道 事業構想イノベーションラボ」の最終 発表会が、3月27日にエスコンフィー ルドHOKKAIDOにて開催された。 本研究会は、エスコンおよび事業構想 大学院大学、北広島市による産学官連携のもと、地方創生と人材育成を目的に6月の開講から約10か月間にわたって実施された。事業構想大学院大学の田中克徳客員教授および飯盛崇客員教授(事業構想研究所)が教員として研究会を進行し、研究員たちが地域課題に基づいた実践的な事業構想を練り上げてきた。研究会では、アイデアの創出からフィールドリサーチを重ねながら事業構想計画の策定を進め、既存資源の活用と地域特性を生かした独自性を重視しながら検討を続けてきた。
最終発表会の当日は北広島市の上野正三市長、川村裕樹副市長、およびエスコンの伊藤貴俊代表取締役社長が参加し、地域課題を起点とした多様な事業構想が披露されました。伊藤社長は、北広島市での初の取り組みであることを評価しながら、「事業構想の実装を進めていくことも重要ですが、ここで生まれたつながりが将来の価値創出につながる」とコメントし、人と人とのネットワークの重要性を強調した。
総評において、事業構想大学院大学の渡邊信彦教授は中間発表からの成長を高く評価するとともに、「事業構想は継続的に磨き続けることが重要である」とエールを送り、社会実装を見据えた構想力の重要性を改めて示した。
本プロジェクト研究は3カ年の予定で、 2期目は6月に開講する。

「北海道事業構想イノベーションラボ」の最終発表会にて、北広島市の上野正三市長による挨拶、終了式の様子
10年先の未来を見据え
経営者が描く社会構想
経営層を対象に、新たに開講した「社会構想エグゼクティブ・プログラム」が、4月14日に第1回目の講義を実施した。本プログラムは、近視眼的な思考を脱し、10年先の社会を見据えた構想力を養うことを目的とし、企業・政府・市民社会といった領域を横断しながら未来を切り拓く「トライセクター・リーダー」の育成を目指すものだ。
担当教員には、経営戦略や組織変革、政策領域に精通し、産官学を横断した豊富な実務経験を有する松江英夫教授(社会構想大学院大学)、ならびに近代日本思想史・戦後社会史を専門とする先崎彰容教授(同大学)が参画。講師には、社会や業界を変革してきた経営者や、経営に活かせるリベラルアーツ、国際政策、地域経営の第一線で活躍する専門家が登壇する。自社の業界だけでなく他業界を知り、歴史や思想を学び時代を俯瞰し、本質を捉えられる社会構想力を身につけていく。
本プログラムは1年間にわたり、月1回の講義・セッションに加え、個別指導や発表機会を組み合わせたカリキュラムで構成されている。1期生として、製造業、金融機関、製薬会社、ゼネコン等の経営者・役員など、各業界を牽引するリーダー層が参加し、分野を越えた高度な対話と学びの場が形成されている。
プログラムを通して、「社会のあるべき姿」と「自社のあり方」について考え、構想実現に向けたアクションを描いていく。経営者が自ら研究し、社会全体を見据えた構想を持ち続ける——日本の未来を担うリーダーの挑戦を支援するプログラムとして、今後の展開が注目される。

新たに開講した「社会構想エグゼクティブ・プログラム」では、経営層が社会全体を見据えた構想を考えていく。担当教員の社会構想大学院大学 松江英夫教授(中央)、先崎彰容教授(右)。
プロジェクト研究
プロジェクト研究は、事業構想大学院大学 修士課程のカリキュラムのエッセンスを活かし、研究参加者の新たな事業構想と事業計画構築を行う1年間の研究会です。
担当教授が1年間を通じて、多彩なゲストを招きつつコーディネートとファシリテーションを行い、研究員の知見を高めながら推進していきます。
プロジェクト研究 概要
研究会:定例研究会(1回4時間、隔週24回開催、共同研究会年6回)等
形式:テーマ型/一社型
目的:新規事業、既存事業の再構築、地域活性などの構想・構想計画構築
定員:10〜15名
主担当教員:事業経験豊富な実務家教員
事業構想セミナー・説明会
セミナー、プロジェクト研究の説明会を実施しています。
北海道事業構想イノベーションラボ(第2期)
研究員募集説明会
5/8(金)13:00-14:00 オンライン
※研究会期間:2026年6月16日(火)~2027年3月24日(水)