アクセンチュア 「テクノロジービジョン2023」を公表

アクセンチュアは最新のテクノロジートレンドを解説するレポート「テクノロジービジョン2023」を公表した。レポートでは、生成AIの社会実装やデジタルIDの活用によって、現実とデジタルが「なめらか」に融合する世界が訪れると予測している。

Appleが6月に発表した空間コンピュータ「Vision Pro」

「テクノロジービジョン2023」の執筆者の一人であるアクセンチュア テクノロジーコンサルティング本部マネジング・ディレクターの山根圭輔氏は、7月に開催された記者会見で、「生成AIやクラウドなどの技術の加速度的な進化によって、現実世界とデジタルを行き来する世界を超えて、現実世界とデジタルがなめらかに融合する世界が到来しつつあります」と述べた。

その象徴的な事例が、Appleが発表した「Vision Pro」だ。Vision Proは内外に組み込まれた複数のカメラで装着者の視線を認識し、2,300万ピクセルの高解像度ディスプレイと専用プロセッサによって、周囲の様子をリアルタイムに描画・再現し、現実と融合した体験を提供するデバイスである。また、Googleが開発中のロボット「PaLM-E」は、生成AIを搭載することで、従来のロボットでは対応不可能だった曖昧・イレギュラーな状況での使用にも対応する。「生成AIが身体を獲得したこのロボットは、現実とデジタルのなめらかな融合と言えます」

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