2020年8月号
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清潔・安全の新ビジネス

DXで次世代飲食店のモデルを提示 モバイルオーダーの先へ

新田 剛史(Showcase Gig 代表取締役CEO)

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コロナ禍で「対人接客」のあり方が問い直されている。Showcase Gigは、スマホを使った飲食店の注文システムを早くから提供し、全国で累計約3500店舗に導入。同社が目指すのは、テクノロジーを活用した「飲食体験の再定義」であり、デジタル時代の新しい「おもてなし」を提案する。

開放感にあふれるShowcase Gigのオフィスエントランス。同社は、「次世代の消費行動を生み出すプラットフォームをつくる」ことをビジョンに掲げる

飲食店のオーダー業務に
スマホを活用

スマホを使った飲食店の注文システムが注目を集めている。この分野の先駆けが2012年に創業したベンチャー、Showcase Gig(ショーケース・ギグ)だ。同社はテイクアウトと店内注文それぞれに対応したサービスを提供しており、全国で累計約3500店舗に導入されている。

テイクアウトに対応したサービス「O:der ToGo(オーダー・トゥーゴー)」は、お客がアプリをダウンロードする必要はなく、スマホのウェブブラウザから直接注文できる。お店での行列や待ち時間が解消されるとともに、飲食店側は注文をタブレット端末1台で簡単に管理できるため、双方にとって負担のない仕組みだ。

店内でのテーブル注文に対応したサービス「SelfU(セルフ)」は、来店者が自分のスマホで卓上のQRコードを読み取り注文する。店員が客席に注文を取りに行く必要がなくなり、決済もスマホで完結するため、レジオペレーションも削減されて省人化に貢献する。また、スマホの画面上でならば、その時々のお勧めメニューを前面に出して紹介したり、多言語対応することも容易。さらに紙のメニューやタブレットと比べて接触機会が少ないため、衛生対策のニーズにも応えられる。

Showcase Gigの新田剛史CEOは、「飲食店からの問い合わせは、1月と比べて4月には約10倍になりました」と語る。

新田 剛史(Showcase Gig 代表取締役CEO)

「4月はテイクアウトのモバイルオーダーが中心でしたが、5月以降、テーブル注文のモバイルオーダーの問い合わせも急増しています。コロナ禍により人員を減らした飲食店が多く、業務負荷の軽減が急務であることに加え、非接触の注文・決済のツールとして衛生面からの関心も高まっています」

オーダー業務のデジタル化を
10年前から予測

Showcase Gigがテイクアウトのモバイルオーダーをリリースしたのは2013年。当時、飲食店のモバイルオーダーは、国内はもとより世界でもほとんどの前例がなかったという。

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