大阪 事業構想大学院 「院生交流ミーティング」を初開催

大阪 事業構想大学院
「院生交流ミーティング」を初開催

大阪 事業構想大学院は2019年3月にJR大阪駅直結のグランフロント大阪に移転し開校2年目を迎えている。1年次生・2年次生の2学年が在籍するのは初めてとなる本年、2学年の交流と親睦を深める機会を設け、今後の院生生活および研究に役立てるべく、大阪 事業構想大学院主催で5月25日(土)、6月15日(土)に「院生交流ミーティング」が初開催された。

交流会では初めに、院生一人ひとりが自身の構想とその進捗状況をまじえ自己紹介を行い、業種・業界、立場も異なる多様なメンバーが、それぞれの理想に向かって高い志で構想に取り組んでいることを再認識した。その後のトークセッションでは「構想の実現に向け1年次から取り組むべきこと」等をテーマに、2年次生と1年次生の様々な視点から活発な議論が交わされ、同席した教授陣からも具体的なアドバイスが寄せられた。

本交流会後、参加した院生からは「事業構想研究の深化に繋がる貴重な機会となった。」等の声が寄せられた。事業構想において大切なことは、事業アイデアやそれを実現するための計画を出すこと。個人や在籍する組織の中だけで考えると独りよがりになりがちな構想も、多くの人のアイデアを聞くことで、新たな気づきを得て構想は膨らんでいく。本学では、院生同士、表層的な関係性に留まらず、期を超えたつながりによって、あらゆる角度から気づきを得て、さらに構想を練り上げていく。

授業外でも自由にディスカッションする場が多い

学年を超えたつながりが、構想のアイデアを広げる

 

院生の声

建設現場の技術を別業界へ

藤田 尊子(ふじた・たかこ)
基陽 代表取締役
大阪校2期生(2019年度入学)

私は建設現場で使う工具や工具袋、命綱を製造販売する会社を事業承継しました。修了生(東京校3期生)である日建リース工業の関山正勝社長の話を聞いて、本学の魅力を知り、興味を持ったことが出願のきっかけでした。仕事との両立を最初は心配していましたが、他社の事例研究や実践に近い学びがありますし、グループワークも多いので色々なバックグラウンドを持つ在校生の発言が学びになり、充実した日々を過ごしています。また、先生も私たちが働いてきた経験を尊重し、自由な発言を受け入れてくれ、加えて自身が実践者なので非常に刺激になります。

今後は既存の技術を使って別の業界向けの製品開発・販売をする構想を考えていきたいです。さらには企業活動を通じて、会社の拠点である兵庫県三木市を誇りと活気ある場所にして、次の世代に繋いでいきたいと考えています。

学んだ知見を事業に即活用

杉山 正城(すぎやま・まさき)
名古屋校1期生(2019年度入学)

大学院では自由な発想やイノベーションなどの考え方を学びました。「実践アイデア発想演習」などの授業で学んだメソッドはすぐ業務に生かせるので有意義です。また自分の業界では得られない情報が入ってくるのはありがたいと思いました。1期生同士、ほどよい距離で連帯感が生まれ、お互いに高め合える関係が築けています。

教授陣は他大学でも教鞭を執る学術系の方から、実務経験豊富な方まで、個性の豊かな方が揃っているので、大変勉強になります。学べば学ぶほど自分の勉学が足りていないことを痛感する日々です。

入学して数カ月経ち、社業と大学院生活を両立する大変さを実感しています。自分の想いを形にできる魅力は、進学を迷うこと自体が機会損失だと思います。事業を盛り上げ、ゆくゆくはお金でしかできない社会貢献ができればと思っています。