ビザ取得・管理情報が広げる新市場 海外人材の定住支援を加速
外国籍社員のビザ取得・管理が容易にできるウェブサービスを展開。one visaは、外国籍の人々が抱える課題を、持続可能なビジネスとして解決する。さらに、ビザ関連事業で得たデータを活用し、定住支援の新サービスを立ち上げている。
「世界から国境をなくす」というビジョンを掲げ、オンラインによるビザ申請・管理サービスを提供するone visa。CEOの岡村アルベルト氏は、日本とペルーのハーフとして生まれ、8歳で来日して16歳のときに日本国籍を取得した。日本で暮らす外国人は、ビザの取得・更新で大きな苦労を経験する。岡村CEOもそれは同様だった。他と違ったのは、自ら事業を起こし、ビジネスとしてその課題の解決に挑んでいることだ。
岡村CEOは甲南大学を卒業後、東京入国管理局から業務を委託されている企業に入社。そこでの経験が起業の糧となった。
「ビザ申請の書類は些細な記入ミスも許されませんから、日本語に堪能ではない外国籍の方々が不備のない書類を作成するのは大変です。しかも入国管理局の業務はアナログで、利用者は何時間も待たされる。長蛇の列に並び、いざ自分の順番になったら書類に不備が見つかり、不受理となることも起きていました。現場を経験して課題を見極めてきたことが、今のビジネスにつながっています。『one visa』はビザ取得・管理を容易にするウェブサービスですが、最初からオンラインありきだったわけではなく、課題の解決手段を探る中で今のサービスに行き着きました」
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