2018年7月号
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「共感」「共創」による地域プロデュース

「関係人口」増加へ 観光を「その時だけ」に終わらせないDMO

松本 数馬(一般社団法人世界遺産平泉・一関DMO 代表理事)

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観光客を誘客しようと地域間競争が厳しくなる中、各地域は熱心なプロモーションに取り組んでいる。しかし、世界遺産平泉・一関DMOを設立したUターン起業家の松本数馬氏は、同じ土俵に上がるのではなく、「関係人口」を増やすことで、地域づくりに貢献したいと話す。

松本 数馬(一般社団法人世界遺産平泉・一関DMO 代表理事)

DMOは地域関係者の合意形成やマーケティングなど、様々な役割を担う。最近では、「稼げる」地域を目指すために、大都市圏の旅行社からの送客受け地としての体制から、地域が自ら地域の価値を高め、商品・サービスを開発することで、地域全体の集客力を高める「着地型観光」商品の開発も行っている。

そのような中、「着地型観光」商品の開発ではなく、独自のビジョン・戦略を持つ地域連携DMO「世界遺産平泉・一関DMO」が2018年4月に発足した。代表理事を務める松本氏は、DMOの目的は「観光振興」ではなく、「地域づくり」であることを強調する。

「以前は、観光という単語に引っ張られましたが、DMO設立に向けた議論を進める中で、フックとしての『地域づくり』が最も大事であることに気が付きました。観光は手段であり、DMOがやるべきことの一つです。地域全体の資産・アセットは何かを考えながら、持続的に続く方法を模索しています。そのため、一関市と平泉町には多くの外国人旅行者にお越しいただいていますが、必ずしも積極的にその数を伸ばす取り組みはしていません」

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