2018年3月号
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IoT、目前に迫る市場拡大

歯磨きをゲーム感覚で「楽しく」 IoTで医療と家庭をつなげる

歌野 真理(Temari 代表取締役)

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歯磨き=辛い、嫌い、つまらない。そんなイメージを払拭するIoTデバイスが登場した。アプリとも連携しながら、ゲーム感覚で楽しく歯磨きをすることができる。Temariは、「重い、暗い」イメージのある医療を「暖かく、楽しい」ものに変えようとしている。

歌野 真理(Temari 代表取締役)

クマ型クリップのIoTデバイスを歯ブラシに取り付けることで、毎日の歯磨きの記録が取れるほか、磨き終えたらご褒美のスタンプが手に入るなど、ゲーム性も持たせている

虫歯や歯周病は重大病の原因にもなり、予防のためには歯磨きが欠かせない。歯磨きの習慣化をサポートするIoTデバイス『シャカシャカぶらしキット』を開発したのが、Temariだ。同社の代表・歌野真理氏は、ものづくりの経験がゼロの状態から、その開発を成功させた。

病気の予防を「暖かく、楽しく」

歌野氏は学生時代から「いつか起業したい」と考えており、祖父の病気をきっかけに医療に注目するようになった。

「自分が一生をかけて仕事としてやっていくものを考えた時、誰もが向き合わなければならない病気や死の分野に関心を持ちました。医療というと、『重い』『暗い』といったイメージがあります。それをもっと柔らかく、暖かく楽しいものにしたいと考えました」

その中でも予防医療、特に歯科分野に事業としての可能性を見出した。

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