日本観光は食事と買い物だけ? 夜にもっと遊べる場所を

左から、アソビシステム 代表取締役 中川悠介氏、ニューポート法律事務所 弁護士 齋藤貴弘氏、 ワントゥーテンイマジン 木田広大氏

外国人観光客が国内で使うお金のうち、娯楽サービスが占める割合はわずか1.1%。ニューポート法律事務所の齋藤貴弘弁護士が、OECDによる2016年の調査結果を紹介すると、会場に衝撃が走った。米国は同10.4%、フランスは同7.8%となっている。外国人の日本観光において、コト消費の開発は発展途上にある。

アソビシステムの中川悠介代表取締役は、MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVALについて説明した。外国人はパスポートを見せれば入場無料になるこのイベントでは、きゃりーぱみゅぱみゅなどがライブを行った。「世界中にたくさんいる日本のファンに、コンテンツを広めたいと思った」と、中川氏は趣旨を説明する。

ワントゥーテンイマジンの木田広大氏は、サイバースポーツや3Dスキャンシステムなど、仮想現実や拡張現実を用いたエンタメを紹介した。

「風営法の規制で長年、発展が止められていた、夜の時間の遊びが観光コンテンツとして可能性があるのでは」と、風営法改正を主導してきた齋藤弁護士は指摘した。広い空間を必要とせず、言葉の壁を越えて楽しめることから、ナイトタイムエコノミーの新しい遊びとして発展が期待できそうだ。

 

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